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富岡市へのご意見・ご要望

観光資源について

登録日:2007年7月26日

相談内容:

 今、富岡製糸場に目を向けていますが、周りの街並みはいかがでしょうか。世界遺産暫定リスト登載国内決定後、県外ナンバーをよく見かけるようになりました。遠方から来たお客様に、世界遺産暫定リスト登載された街なのに、何ももてなすことができない街はここだけだと思います。
 宮本町の新設駐車場から、歩いて製糸場に行く道中、観光めいた施設や店舗がない状態。製糸場の建物は明治のものでも輝いているのに、街はシャッター街。特に一番目立つ宮本町最南端の十字路南の区域、壊れかけた住居や空き店舗。これでは一度来ただけで、二度と来ません。せめてメイン通りの街並みだけでも明治のような雰囲気にし、街の景観も楽しんでいただけるまちづくりが必要だと感じます。また、意外と製糸場の裏通りを散策している人が多いので、整備したら反響があると感じます。理想は、埼玉県川越・長野県小布施・岡山県倉敷などの景観になれば。
 余談ですが、農村の景観で、整備すれば全国にアピールできる地区と感じる場所があります。その場所とは、ロケーション的に素晴らしく、のどかな君川地区です。総合病院から君川に進んだ時、カーブを曲がりきり、始めに一直線に伸びた道路。南側は有名なハウス栽培や、西上州の山並みを望め開放的。集落入り口には、柳の一本木があり、そこを左に折れると君川地区。独特な集落には水路があり、岐阜県白川郷をにおわせる雰囲気。県内ですと、みなかみ新治の匠の里。また君川は、旧養蚕家も数多いと聞きます。富岡製糸場とうまく絡めれば、観光資源につながると感じます。
 発起するには、財政に尽きますが、この意見を留意していただき、一縷の望みが世界の富岡とつながることを願います。

回答:

 観光資源につきまして、貴重なご意見を頂戴し、誠にありがとうございました。
 富岡製糸場の世界遺産暫定リストの国内決定を得た後、お陰様で、たくさんの方々が富岡を訪れております。そうした中で、ご指摘のとおり、街の中には観光客に対応した施設やお店が整備されていない状況にございます。これは、従来、富岡の街なかは観光客が訪れることを想定した街ではなく、地域の生活の場として栄えてきた歴史的経緯があるからでございます。
 しかしながら、ここ数ヶ月の間で、街なかが一変するような人の流れが生まれ、商店街の方々をはじめ、市民の皆様も富岡を訪れた方々への対応に少しずつ変化が見られるようになってまいりました。例を申し上げますと、昼食が食べられるお店やお土産を並べるお店が出始めたり、商店街がおもてなしの心を育む事業を展開したり、さらには、街を訪れた方に湯茶のサービスを提供するボランティアグループも活動をしております。
 また、行政といたしましても、富岡製糸場の周辺の景観形成を図ることが焦眉の急となっており、現在、市民の皆様に参画をいただきながら、景観計画を策定中でございます。この計画は、昨年度、市民の皆様による景観形成のためのワークショップを実施し、今年度には、具体的な景観形成のための取り組みを図りながら、来年度には景観計画の策定、さらには景観条例の制定を図ってまいりたいと考えております。
 なお、農村の景観として全国にアピールできる地区があるのではないか、とのご意見につきましては、本年度、景観形成のためのワーキンググループの中で、富岡市の景観特性である豊かな自然景観資源や眺望の保全と活用のあり方を検討する予定となっております。
 富岡市のまちづくりは、富岡市まちづくり計画の中で、地域資源を活かした持続可能なまち!)富岡製糸場の世界遺産登録を見据えて!)を目標に掲げており、歴史と自然を活かした景観形成、歴史的建造物の保全活用、界隈性ある飲食街の整備と路地の再生などを進めていくとしております。(富岡市まちづくり計画は、富岡市ホームページでご覧いただければ幸いです)
 まちづくりは、一朝一夕にはできませんが、富岡市には、近代産業発祥の礎となった富岡製糸場をはじめ、関東の耶馬渓とも呼ばれ妙義荒船佐久高原国定公園の中心となる妙義山、周辺の里山、鏑川水系の清流などの豊かな自然、地域固有の文化や歴史を重ねた街並みなど豊富な地域資源がございます。
 これらの地域資源を活かしながら、将来にわたり持続可能なまちづくりを進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。

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