【里山保全】富岡市における里山保全
里山保全事業の概要
富岡市蕨区は、関東地方の中でも最も素晴らしいといわれる谷津田があり、農林業など様々
な人間の働きかけにより形成されてきました。しかし、近年の開発や離農などによって、次第に
その姿を失いつつあります。
このような状況を受けて、平成13年より谷津田の保全や活用を目的とした活動が行われてい
ます。現在、かぶら里山保全会※が中心となって、荒れた里山の下草刈りや竹の伐採、炭焼き、
自然観察会等を継続的に実施しています。
かぶら里山保全会
地元住民の方々と、平成13年12月から始まった富岡市環境基本計画策定ワークショップ「ク
ワガタの森をつくろう!」で里山保全活動に参加して下さった方々を中心に設立したボランティア
団体。

「ふるさとの谷津田再発見プロジェクト」について
「ふるさとの谷津田再発見プロジェクト」とは、減少が進んでいる谷津田や里山などの里地自然環境を、次の世代に引き継いでいくことを目的に、谷津田の保全活用に取り組む活動に対して補助を行うという群馬県の事業です。
富岡市においては、蕨区の谷津田が「ふるさとの谷津田保全・活用推進地域」として県の指定を受け、プロジェクト第1号の地域となりました。平成14年度から平成16年度までの3年間を実施期間とし、かぶら里山保全会に業務委託するという形で実施いたしました。
「ふるさとの谷津田再発見プロジェクト」作業実績(平成17年4月1日現在)
| 地目別面積内訳 | 実質 作業面積 |
H14年度 作業実施地 |
H15年度 作業実施地 |
H16年度 作業実施地 |
||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 地目 | 面積 | 面積 | 進捗状況(%) | 面積 | 進捗状況(%) | 面積 | 進捗状況(%) | |
| 田 | 20,442 | 0 | 0 | - | 0 | - | 0 | - |
| 畑 | 62,865 | 62,865 | 22,365 | 35.60% | 42,168 | 67.10% | 62,865 | 100.00% |
| 山林 | 113,815 | 113,815 | 47,882 | 42.10% | 78,645 | 69.10% | 113,815 | 100.00% |
| 原野 | 4,066 | 4,066 | 1,862 | 45.80% | 3,312 | 81.50% | 4,066 | 100.00% |
| 墓地 | 199 | 0 | 0 | - | 0 | - | 0 | - |
| 用水路 | 3,562 | 0 | 0 | - | 0 | - | 0 | - |
| 溜池 | 1,940 | 0 | 0 | - | 0 | - | 0 | - |
| 公衆用道路 | 7,288 | 7,288 | 7,288 | 100.00% | 7,288 | 100.00% | 7,288 | 100.00% |
| 計 | 214,177 | 188,034 | 79,397 | 42.20% | 131,413 | 69.90% | 188,034 | 100.00% |
※面積の単位は平方メートル
中間報告会
平成14年度から実施している「ふるさとの谷津田再発見プロジェクト」事業も折り返し点を迎えたということで、平成15年11月2日(日)に、かぶら里山保全会と共催で中間報告会「Enjoy!里山's Life!」を実施しました。
地元住民の方々を始め、近隣の小中高生、かぶら里山保全会員、その他里山に関心のある方々が大勢参加しました。
スライドやパネルを使った活動報告、フィールド散策、竹食器等の竹細工、草木染めなどを楽しみ、参加者全員で作った昼食を製作した竹食器で食べました。
朝からたくさんの方々が里山に集まりました。(上左)
活動写真、資料、竹で作った花瓶等を展示し、見てもらいました。(上右)
スライド等を用いて活動報告をしました。(上左)
里山を散策し、実際に整備した箇所と手付かずの箇所を比べてもらい、里山の実態を感じてもらいました。(上右)
花瓶、食器、竹とんぼ等の竹細工をし、身近な竹の活用を楽しみました。(上左)
参加者全員で火熾しから昼食作りをし、竹の食器で食べました。(上右)

講師を呼んで竹篭の製作実演をし、竹の活用に興味を持ってもらいました。(上左)
竹を使って自分たちで作ったおもちゃ(竹とんぼ、弓矢、竹馬等)で遊びました。(上右)
「ふるさとの谷津田再発見プロジェクト」終了にあたって
平成14年度から平成16年度までのプロジェクト実施期間が無事に終了いたしました。
プロジェクトを通して、蕨区の谷津田は本来の姿を取り戻しつつあります。プロジェクトが始まる1年前にさかのぼり、約4年間の参加者総数を数えると、なんと延べで2000人を超えます。これも地元住民の方々、かぶら里山保全会の皆様、県の方々の協力やご支援があったからこそ、実現できたことであります。本当にありがとうございました。
しかし、まだ谷津田の保全や活用が終了した訳ではありません。定期的に作業をしないと、また谷津田は荒廃してしまいます。今後もかぶら里山保全会を中心として、継続的に活動が行われ、美しくのどかな谷津田が保たれる様、取り組んでいきたいと思います。
また、蕨区以外にも、富岡市内で谷津田・里山の保全活動が活発になる様、支援をしていきたいと思います。
お問い合わせ: 経済環境部 環境課 TEL: 0274-62-1511(代)
e-mail: kankyo@city.tomioka.lg.jp
