【男女共同参画】パートナーや恋人からの暴力に悩んでいませんか
更新日:2023年9月21日
一人で悩まないで、相談してください
一般的にはDV(ドメスティック・バイオレンス)と言われていますが、配偶者や内縁関係、元配偶者など親密な関係の間に起こる暴力全般を指します。
DVは、重大な人権侵害であり、犯罪行為を含む場合もあります。身近な間柄であっても、どんな場合であっても、暴力は決して許されるものではなく、被害者が自分を責める必要はありません。以下のリンク先に支援などの情報が掲載されているほか、ページ下の関連リンクで相談窓口を紹介しています。決して一人で悩まないで、誰かに相談してください。もし、周囲に困っている人がいたら、相談窓口を紹介してあげてください。
暴力とは
暴力といっても、殴る蹴るなどの身体的暴力だけを指すわけではありません。
身体的暴力
- 殴る蹴る
- 首を絞める
- 刃物など凶器を突きつける
- やけどさせる など
精神的暴力
- 大声でどなる
- 無視する
- 大切にしているものを壊す
- 交友関係やメールを細かく監視する
- 家族や友人との関係を制限する など
経済的暴力
- 生活費を渡さない
- デート費用などをいつもパートナーに払わせる
- お金を借りたまま返さない など
性的暴力
- 性行為を強要する
- 避妊に協力しない など
DVのサイクル
多くの場合、DVには「緊張期(イライラしてすぐに機嫌ん悪くなる)」「爆発期(暴力を振るうようになる)」「ハネムーン期(別人のように優しくなり、反省する)」のサイクルがあり、このサイクルを何度も繰り返すといわれています。
ハネムーン期で加害者が被害者に優しくなるのは、被害者が離れていくのを防ぐためです。
このとき被害者は、もしかしたら暴力がなくなるかもしれないと期待を抱き、逃げるタイミングを失います。このサイクルが何度も繰り返されると、被害者は離れることはできない、この関係の中で何とかやっていきたいと思うようになり、支配・被支配の関係はますます強化されていきます。
子どもへの影響
配偶者やパートナーへの暴力は、家庭内で起こることが多く、子どもに深刻な影響を与えます。子どもはDVを目の当たりにして、心に大きな傷を負ってしまいます。また、児童の目の前で家族に暴力をふるうことは児童虐待に当たるとされています。
DVが行われている家庭では、子どもが親から直接、身体的・精神的暴力を受けていることも少なくありません。また、家族が繰り返し暴力を受けている様子を見ることで、無意識に感情表現や問題解決の方法として暴力的な手段を使うようになる可能性もあります。
「子どものためにも、自分が我慢すれば済む話」と暴力を我慢し続けても、その悪影響は子どもにも及んでしまうのです。
デートDV
男女間における暴力は恋人同士の間でも起こります。この交際相手からの暴力をいわゆるデートDVといいます。
デートDVもまた、殴る蹴るなどの身体的暴力だけではありません。交際相手に他の異性とのかかわりをやめるよう命令したり、携帯電話のチェック、交友関係の監視など、相手の気持ちを考えずに自分の思い通りに支配したり束縛したりする態度や行動も、デートDVです。
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