高齢者肺炎球菌ワクチン接種費用一部助成
更新日:2020年4月1日
肺炎球菌について
私たちの身の回りには、目に見えない細菌やウイルスなどが数多くいます。肺炎球菌はその中のひとつです。
肺炎球菌は健康な人の鼻やのどにもよく見つかります。からだに入っても症状が出ない人が多いのですが、特に基礎疾患(心臓・呼吸器の慢性疾患、腎不全、肝機能障害、糖尿病など)がある人、体力が落ちている時や高齢者で免疫力が弱くなっている場合に症状を引き起こします。
肺炎球菌が引き起こす主な病気としては、肺炎、気管支炎などの呼吸器感染症や副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎などがあります。
肺炎球菌ワクチンについて
1.免疫の効果
1回の接種で肺炎球菌の90種類以上の型のうちの23種類の型に対して免疫をつけることが出来ます。この23種類の型で肺炎球菌による感染症の80%以上に対応できると言われています。
2.効果の期間
接種後、約3週間で免疫ができ、5年間は持続するとされています。
3.助成回数
生涯に1回のみです。ただし、過去に肺炎球菌ワクチン23価の接種をしたことのある方は対象になりません。
肺炎球菌予防接種費用助成(定期接種)について
令和2年度の対象者
- 65歳・・・昭和30年度生まれ(昭和30年4月2日から昭和31年4月1日生まれ)
- 70歳・・・昭和25年度生まれ(昭和25年4月2日から昭和26年4月1日生まれ)
- 75歳・・・昭和20年度生まれ(昭和20年4月2日から昭和21年4月1日生まれ)
- 80歳・・・昭和15年度生まれ(昭和15年4月2日から昭和16年4月1日生まれ)
- 85歳・・・昭和10年度生まれ(昭和10年4月2日から昭和11年4月1日生まれ)
- 90歳・・・昭和5年度生まれ(昭和5年4月2日から昭和6年4月1日生まれ)
- 95歳・・・大正14年度生まれ(大正14年4月2日から大正15年4月1日生まれ)
- 100歳・・・大正9年度生まれ(大正9年4月2日から大正10年4月1日生まれ)
上記の他に60歳から64歳までの心臓・腎臓・呼吸器およびヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能に身体障害者手帳1級相当の障がいがある方(昭和31年4月2日から昭和36年4月1日生まれ)も対象となります。ただし保健センターから必要な書類は郵送します。
接種の方法
- 指定の医療機関に予約する。
- 医療機関に予診票と自己負担金を持って行き接種
(予診票は、6月頃送付予定です。)
任意接種(富岡市独自の助成制度)
上記の対象に当てはまらない場合でも、満65歳以上の市民には同じように助成制度があります。ただし、過去に肺炎球菌ワクチン23価の接種をしたことのある方は対象になりません。
- 助成回数・・・1人1回
- 助成額・・・5,200円
- 自己負担・・・2,000円(生活保護受給者は自己負担なし)
- 接種の方法は定期接種と同じです
接種の方法
- 保健センターで、事前に肺炎球菌予防接種費用助成申請書で申請し、専用の予診票を受け取る
〈持参する物〉接種者本人の印章(朱肉を使うもの)、本人の身分証明書(健康保険証、運転免許証など)
代理人が申請する場合は、代理人の身分証明書も必要です。 - 指定の医療機関に予約する。
- 医療機関に予診票と自己負担金を持って行き接種
次の人は接種を避けましょう
- 原則として過去に肺炎球菌ワクチンを接種した人
注:接種後5年以上経過し、医師が必要と認めた場合は接種できますが、助成の対象にはなりません。 - 放射線、免疫抑制剤などで治療中の人
- 明らかな発熱のある人(通常は37.5℃を超える場合)
- 重篤な急性疾患にかかっている人
- その他、かかりつけの医師に予防接種を受けないほうがよいといわれた人
次の人は接種前に医師にご相談ください
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患などの基礎疾患のある人
- 過去に予防接種で接種後2日以内に発熱、全身性発疹などのアレルギーを疑う症状のみられた人
- 過去にけいれん(ひきつけ)をおこしたことがある人
- 過去に免疫状態の異常を指摘されたことのある人、または近親者に先天性免疫不全症の者がいる人
- このワクチンの成分に対して、アレルギーをおこすおそれのある人
- その他、心配なことのある人
接種後は以下の点に注意してください
- 予防接種を受けた日は、入浴しても差し支えありません。接種部位を擦り過ぎないようにし、清潔に保ってください。
- いつもどおりの生活をし、はげしい運動は避けてください。
- 予防接種をした部位が赤くなったり、腫れたり、痛んだり、軽い発熱などが起きることがあります。日常生活に差し支えるほどではなく、通常1日から2日で消失します。
- もし、注射部位の異常反応や体調の変化さらに高熱、けいれん等の異常な症状が生じた場合には、速やかに医師の診察を受けてください。
予防接種の健康被害補償について
肺炎球菌の予防接種による健康被害が生じた場合は、定期接種の場合は国の予防接種健康被害救済制度が、任意接種の場合は「独立行政法人医薬品医療機器総合機構」、「富岡市の健康被害救済制度(行政措置)」による救済制度の対象となります。
予防接種を受けた後、万一、具合が悪くなったら、医師に相談しましょう。診察の結果、予防接種による健康被害が疑われた場合は、保健センターにもご連絡をお願いします。
日頃からの肺炎予防が大切です
肺炎になるのは免疫力が低下したときで、風邪、インフルエンザから二次的に肺炎になる場合が多く見られます。日頃から感染予防にこころがけましょう。
- 外から帰ったら、手洗い、うがいをしましょう
- 感染症の流行時は、人混みはできるだけ避け、マスクをしましょう
- 散歩など、適度な運動をしましょう
- 入浴などで、からだを清潔に保ちましょう
- バランスの良い食事をしましょう
- 室内の湿度を50%以上にし、乾燥を避けましょう
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健康福祉部 健康推進課(保健センター)
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