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感染症情報

更新日:2024年12月4日

感染症発生動向(第48週:11月25日から12月1日までの報告状況)

以下の警報・注意報は、県の基準値を超えて、本市で発生が報告されている感染症です。
詳細は、群馬県感染症情報(群馬県ホームページ)をご覧ください。

  • 警報レベル:大きな流行が発生または継続しつつあると疑われることを示します。
  • 注意報レベル:今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性が高い、または流行の発生後であれば流行が継続していることが疑われることを示します。
  • 定点把握:県で指定された医療機関(定点医療機関)は、対象となる感染症の患者の発生状況を届け出ることになっています。1医療機関当たりの患者報告数を「定点当たり報告数」といいます。定点当たり報告数が一定の基準値を超えた場合「警報・注意報」を発信します。

本市の状況

警報レベル

注意報レベル

県内の状況

インフルエンザが流行シーズンに入っています

新型コロナウイルス感染症の対策と同様に換気や手洗い、手指の消毒など、基本的な感染対策が有効です。
周りに感染を広げないよう、咳やくしゃみが出るときは、「マスクをつける」「鼻と口をティッシュペーパーで覆う」「袖や上着の内側で覆う」などの咳エチケットを心がけ、マスクをしていても顔は人からそむけるようにしましょう。
もし、手で覆って咳やくしゃみをした場合は必ず手を洗いましょう。

手足口病の警報が県内で発令中です

原因となるウイルスはアルコールが効きにくいので、石けんと流水で手指をよく洗うようにしましょう。

マイコプラズマ肺炎の報告数が続いています

症状のある人の咳のしぶきを吸い込んだり、身近で接触したりすることで感染するといわれているため、咳エチケットを心がけましょう。

トピックス

1.インフルエンザが流行シーズンに入りました!

県全体で1医療機関当たりの患者報告数が1.65となり、流行開始の目安(基準値1.00)を上回りました。
地域別でみると、利根沼田地域(5.00)、太田地域(3.30)、藤岡地域・安中地域(2.33)などから多くの報告がありました。
定点医療機関からの報告では、A型が流行しています。

注:()内:定点当たり報告数(人)、1医療機関当たりの患者報告数のこと。

かからないためには?

  • 帰宅時や調理の前後、食事前などに流水と石けんでこまめに手を洗い、定期的に換気をおこないましょう。
  • できるだけ人込みを避けましょう。
  • 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を心がけましょう。

うつさないためには?

  • くしゃみや咳が出るときは、「マスクをつける」「鼻と口をティッシュペーパーで覆う」「袖や上着の内側で覆う」などの咳エチケットを心がけ、マスクをしていても顔は人からそむけるようにしましょう。
  • 手で覆って咳やくしゃみをした場合は必ず手を洗い、唾液などが手についた状態で物に触れないようにしましょう。

県内のインフルエンザについての詳細は、インフルエンザ(群馬県ホームページ)をご確認ください。

2.手足口病の警報が発令中です

県全体の定点当たり報告数が警報開始基準値を超え、警報が発令されました。県内では、2022年8月上旬にも警報が発令されましたが、昨年は大きな流行は見られませんでした。全国的に増加傾向がみられ、2024年は過去10年間と比較してもかなり多い状況となっています。

どんな病気?

コクサッキーウイルスA6、A16型やエンテロウイルス71型などを原因とする感染症です。

手や足、口腔内や口唇にできる小さい水疱性の発しんと軽い発熱を主症状とする夏かぜの一種で、患者の約90%は5歳以下と報告されています。ほとんどの場合、軽症で治りますが、ごくまれに重症化し、脳炎や髄膜炎を引き起こすことがあるので、発症した後は注意深く観察しましょう。高熱が続き、頭痛や嘔吐がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。

主に飛沫感染や接触感染などによって感染するため、かかりやすい子どもたちが集団生活している保育園や幼稚園で集団感染が起こりやすくなります。

予防や対策は?

  • 原因となるウイルスはアルコールが効きにくいため、帰宅したときには石けんと流水で手指をよく洗うようにしましょう。
  • プールでのタオルの共用は避け、症状がある場合は自宅でもタオルなどの共用はしないようにしましょう。
  • おむつは適切に処理し、その後は流水と石けんで手指をしっかりと洗いましょう。

3.1年間の梅毒の報告数が過去最多

群馬県では2023年に192件の報告があり、感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で最多の報告数です。全国的にも増加傾向がみられ、2023年は過去最多の報告数になりました。2023年の群馬県の報告は男性が66%を占めており、20歳代では男女ともに多く報告されています。
2024年においても、群馬県では第39週(9月29日まで)までに140件の報告があり、過去最多の報告があった昨年の同時期と同様の報告数です。

どんな病気?

梅毒トレポネーマという病原菌による感染症です。主に、性的接触により、口や性器などの粘膜や皮膚から感染します。

感染後数週間の潜伏期を経て、病期によりさまざまな症状が出ます。早期治療で完治可能ですが、治療が遅れると重大な後遺症が残ることがあります。妊婦が感染すると胎盤を通して胎児に感染します。

3週間から6週間の潜伏期間を経て、初期には、口唇・口腔内や外陰部等に豆大のしこり、潰瘍などの症状が現れます。
症状が悪化すると、全身に赤い斑点が現れるようになり、晩期には、心臓、血管、脳などの複数の臓器に病変が生じます。

予防や対策は?

  • 不特定多数の相手との性行為は感染する(または感染させる)リスクが高くなるので、避けましょう。
  • コンドームの適切な使用により感染リスクを減らすことができます。

梅毒に関するQ&A(厚生労働省ホームページ)

梅毒を疑う症状がでたときは

性感染症の相談・検査を保健所で無料・匿名で行っています。
疑わしい症状が現れたときは、すぐに保健所までお問い合わせください。

HIV・エイズ、性感染症に関する無料相談・検査(群馬県ホームページ)

4.風しん

風しんは、予防接種で防ぐことができる感染症です。風しんは、妊娠初期(20週)くらいまでの妊婦がかかると、生まれてくる子どもに白内障(眼の病気)、先天性心疾患、難聴などが起こる可能性があります。(先天性風しん症候群)

風しんとは

発しん・発熱・リンパ節の腫れが主な症状です。

予防方法

風しんの予防接種を2回受けましょう。

定期接種の対象者は予防接種を受けましょう。30代から50代の男性は風しんにかかりやすい世代です。この世代の人は、予防接種をご検討ください。

大人の風しん予防接種費用を一部助成します(内部リンク)

風しんを疑う症状が出たときは

  • 風しんの予防接種を受けたか不明な人、予防接種を2回受けていない人で、発熱や発しんなど風しんを疑う症状があった場合は、必ず受診前に医療機関に電話等で連絡しましょう。
  • 医療機関に風しんを疑う旨を伝えた後は、指示に従い受診してください。受診の際はマスクをして、公共交通機関の利用は避けてください。
  • 周囲に感染を広げないよう不要な外出は自粛し、妊婦との接触を避けましょう。

感染症予防啓発「毎日必要な感染予防の基本について(手洗い・咳エチケットなど)」(内部リンク)

このページのお問い合わせ先

健康福祉部 健康推進課(保健センター)
電話番号:0274-64-1901
FAX番号:0274-64-1969