感染症情報
更新日:2026年1月23日
感染症発生動向(第3週:1月12日から1月18日までの報告状況)
以下の警報・注意報は、県の基準値を超えて、西毛地域で発生が報告されている感染症です。
詳細は、群馬県感染症情報(群馬県ホームページ)をご覧ください。
- 警報レベル:大きな流行が発生または継続しつつあると疑われることを示します。
- 注意報レベル:今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性が高い、または流行の発生後であれば流行が継続していることが疑われることを示します。
- 定点把握:県で指定された医療機関(定点医療機関)は、対象となる感染症の患者の発生状況を届け出ることになっています。1医療機関当たりの患者報告数を「定点当たり報告数」といいます。定点当たり報告数が一定の基準値を超えた場合「警報・注意報」を発信します。
西毛地域の状況
警報:感染性胃腸炎(定点あたり21.63人)
県内の状況
インフルエンザの報告状況について
県内のインフルエンザ警報は解除されましたが、まだ報告が続いています。 引き続き、周りに感染を広げないよう、咳やくしゃみが出るときは、「マスクを着用する」「鼻や口をティッシュで覆 う」「袖や上着の内側で口や鼻を覆う」などの咳エチケットを心がけましょう。もし手で覆って咳やくしゃみをした 場合は手を洗いましょう。
感染性胃腸炎の報告が続いています
感染性胃腸炎は、食品や手に付いたウイルスや細菌が口から入ることで感染します。トイレの後やおむつ交換 の後は石けんで丁寧に手を洗いましょう。また、嘔吐物や糞便で汚染されたものの消毒には次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)が有効です。
トピックス
感染性胃腸炎に注意!
感染性胃腸炎は年間を通して報告されていますが、冬は特にノロウイルスによる感染症や 食中毒が増加するため、注意が必要です。
県内の最新の流行状況
2026年第2週(1月5日から1月11日) 県全体の1定点医療機関当たり報告数は12.24人となりました。 地域別では、西毛地域(18.13人)から多くの報告がありました。
ノロウイルスによる胃腸炎にかからないためには?
- ノロウイルスはアルコール消毒薬が効きにくいウイルスです。石けんで丁寧に手を洗うことが 大切です。トイレの後、おむつ交換の後、嘔吐物や糞便で汚れたものを扱った後は、必ず石け んで手を洗いましょう。
- 二枚貝(カキなど)は、中までしっかり加熱しましょう。 (目安:中心部の温度が85℃から90℃で90秒以上)
ノロウイルスによる胃腸炎をうつさないためには?
- 嘔吐物や糞便で汚れた衣類や場所は、次亜塩素酸ナトリウム (塩素系漂白剤)による消毒が効果的です。消毒薬を使えな い場合は、熱湯やスチームアイロンの蒸気で加熱消毒します。
- 汚物を片付ける時は、使い捨ての手袋、ビニールエプロン、 マスクを身に着けましょう。
- 症状があれば、早めに医療機関を受診してください。乳幼児や 高齢者は、重症化することがありますので、体調の変化に注意 しましょう。
詳しくは感染性胃腸炎をご覧ください。
2.マイコプラズマ肺炎が増加中です
どんな病気?
- 2週間から3週間の潜伏期間を経て、発熱や咳の症状が現れます。
- 感染経路は飛沫感染、接触感染です。
かからないためには?
- 帰宅後はまず手洗いを。指先や指の間も丁寧に洗うことが大切です。
- こまめな換気も有効です。定期的に空気を入れ替えましょう。
うつさないためには?
発熱や咳が続く場合は早めに受診
- 抗菌薬は医師の指示どおりに決められた期間服用しましょう。
- 登園・登校の再開時期は医師と相談しましょう。
咳やくしゃみが出るときは咳エチケット
- マスクをつける。
- 鼻や口をティッシュペーパーで覆う。
- 袖や上着の内側で覆う。
3.小学校入学前に麻しん(はしか)・風しんの予防接種を受けましょう
来年度小学校に入学するお子さんは無料で接種を受けられます。(令和8年3月末まで)
麻しん・風しんとは?
麻しん(はしか) 麻しんウイルスによって引き起こされる感染症
感染力が非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症します。
感染経路:空気感染(手洗い・マスクで予防できない)、飛沫感染、接触感染
症状:39℃以上の高熱・咳・鼻水などの風邪症状、発しん
合併症:肺炎、中耳炎、まれに脳炎など。最悪の場合死に至ることもあります。
風しん 風しんウイルスによって引き起こされる感染症
感染経路:飛沫感染、接触感染
症状:発熱、発しん、リンパ節の腫れ
合併症:まれに脳炎、血小板減少性紫斑病など
麻しん・風しんは、2回の予防接種で予防できます
麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)の定期予防接種対象者
第1期:1歳児
第2期:小学校入学前1年間の幼児(平成31(2019)年4月2日から令和2(2020)年4月1日生まれ)
2回接種する目的
1回の接種で免疫がつかなかった子どもたちに免疫を与えること
1回の接種で免疫がついたにもかかわらず、時間の経過とともにその免疫が減衰した人たちの免疫を強化すること
定期予防接種とは
予防接種法に基づいて接種回数や接種時期を定め、市が実施する予防接種です。
予防接種を遅らせると、免疫がつくのが遅れ、重い感染症になる危険性が高まります。
小さなお子さんがいるご家庭では、お子さんの予防接種の時期を確認し、時期を逃さず予防接種を受けさせましょう。
未接種の予防接種がある場合は、かかりつけ医や市にご相談ください。
4.百日咳が増えています
赤ちゃんの百日咳は重症化することがあります。
赤ちゃんの百日咳の特徴は?
- 大人より重症化しやすく、特に6カ月未満の乳児では、肺炎や脳症を合併し、まれに死に至ることがあります。
- 百日咳はコンコンと激しい咳が続いた後、ヒューっと息を吸い込む音がする咳発作が特徴的ですが、赤ちゃんでは見られないことがあります。
- 単に息を止めているような無呼吸発作から、けいれん、呼吸停止に進むことがあります。
赤ちゃんを守るためには?
- 生後間もない赤ちゃんや定期予防接種完了前の子どもたちは十分な免疫が得られていません。
- 流行時、乳幼児を連れての外出は人混みを避けるようにしましょう。
- 家庭内に持ち込まないように周囲の方々が感染予防対策を徹底しましょう。
予防のためには?
- 定期予防接種(5種混合ワクチンなど)をきちんと受けましょう。
- 妊婦さんにも接種できるワクチンがあります。
- 石けんによる手洗いやアルコール消毒をこまめに行い、マスクの着用を心がけましょう。
こんな症状があるときは?
激しい咳症状や、咳症状が長引く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
5.急性呼吸器感染症のサーベイランスが始まりました
令和7年4月7日から急性呼吸器感染症が五類感染症(定点報告)に位置付けられました。
急性呼吸器感染症とは?
急性呼吸器感染症は、ウイルスや細菌などの病原体が原因となり、鼻やのど、肺などに症状を起こす病気の総称です。
具体的には、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症、RSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌感染症などがあります。
何のために調べるの?
急性呼吸器感染症サーベイランスは以下の目的で行われます。
- 流行しやすい急性呼吸器感染症の発生動向を把握する。
- 未知の呼吸器感染症が発生し増加し始めた場合に迅速に探知する。
- 急性呼吸器感染症の発生状況について、県民や医療関係者へ情報共有する。
予防や対策は?
帰宅時などは、こまめに手を洗いましょう。
感染を広げないために、咳やくしゃみをするときはマスク、ティッシュ、ハンカチ、袖などで鼻と口を覆いましょう。手で覆った場合は手を洗いましょう。
窓を開ける、換気扇を動かすなど、こまめな換気も予防に有効です。
インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、肺炎球菌感染症などはワクチンがあります。重症化しやすい年齢の方や、基礎疾患のある方は、予防接種を検討しましょう。
6.麻しん(はしか)に注意!
2025年1月1日から3月16日までに、全国で32人の麻しん患者が報告されており、うち26人は3月に入ってからの報告です。
県でも、2025年第12週(3月17日から3月23日)に8年ぶりの麻しん患者報告がありました。
どんな病気?
麻しんウイルスによって引き起こされる感染症です。
近年、感染者は子どもより成人に多い傾向があります。
感染力が非常に強く、手洗い・市販のマスクでは予防できない上に、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%感染します。
空気感染や飛沫感染、接触感染により感染し、通常約10日から12日間の潜伏期間を経て、高熱や発しん、せき、鼻水、目の充血などの症状を引き起こします。
さらに、合併症として、肺炎や中耳炎、稀に脳炎などを合併し、最悪の場合死に至ることがあります。
ごくまれに麻しんにかかってから7から10年後に知的障害や運動障害を引き起こし死に至る「亜急性硬化性全脳炎」を発症することもあります。
予防や対策は?
麻しんの予防接種を2回受けましょう。
麻しんに対する特効薬はありません。2回の予防接種で免疫をつけることが唯一の予防策です。
麻しんにかかったことがなく、2回の予防接種を受けていない方(特に医療・教育関係者や海外渡航を計画している方)は、予防接種を検討してください。
注:1歳児と小学校入学前の1年間(年長児)は、定期予防接種の対象者として、無料で予防接種を受けることができます。
7.1年間の梅毒の報告数が過去最多
県では2021年から4年連続で過去最多の報告件数となっており、2024年に201件の報告と、感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で最多の報告数です。全国的にも増加傾向がみられ、2023年は過去最多の報告数になりました。2024年の群馬県の報告は男性が66%を占めており、20歳代では男女ともに多く報告されています。
どんな病気?
梅毒トレポネーマという病原菌による感染症です。主に、性的接触により、口や性器などの粘膜や皮膚から感染します。
感染後数週間の潜伏期を経て、病期によりさまざまな症状が出ます。早期治療で完治可能ですが、治療が遅れると重大な後遺症が残ることがあります。妊婦が感染すると胎盤を通して胎児に感染します。
3週間から6週間の潜伏期間を経て、初期には、口唇・口腔内や外陰部などに豆大のしこり、潰瘍などの症状が現れます。
症状が悪化すると、全身に赤い斑点が現れるようになり、晩期には、心臓、血管、脳などの複数の臓器に病変が生じます。
予防や対策は?
- 不特定多数の相手との性行為は感染する(または感染させる)リスクが高くなるので、避けましょう。
- コンドームの適切な使用により感染リスクを減らすことができます。
梅毒を疑う症状がでたときは
性感染症の相談・検査を保健所で無料・匿名で行っています。
疑わしい症状が現れたときは、すぐに保健所までお問い合わせください。
HIV・エイズ、性感染症に関する無料相談・検査(群馬県ホームページ)
8.風しん
風しんは、予防接種で防ぐことができる感染症です。風しんは、妊娠初期(20週)くらいまでの妊婦がかかると、生まれてくる子どもに白内障(眼の病気)、先天性心疾患、難聴などが起こる可能性があります。(先天性風しん症候群)
風しんとは
発しん・発熱・リンパ節の腫れが主な症状です。
予防方法
風しんの予防接種を2回受けましょう。
定期接種の対象者は予防接種を受けましょう。30代から50代の男性は風しんにかかりやすい世代です。この世代の人は、予防接種をご検討ください。
風しんを疑う症状が出たときは
- 風しんの予防接種を受けたか不明な人、予防接種を2回受けていない人で、発熱や発しんなど風しんを疑う症状があった場合は、必ず受診前に医療機関に電話などで連絡しましょう。
- 医療機関に風しんを疑う旨を伝えた後は、指示に従い受診してください。受診の際はマスクをして、公共交通機関の利用は避けてください。
- 周囲に感染を広げないよう不要な外出は自粛し、妊婦との接触を避けましょう。
感染症予防啓発「毎日必要な感染予防の基本について(手洗い・咳エチケットなど)」(内部リンク)
9.海外渡航者へのお知らせ
海外 では国内より発生頻度の高い感染症も報告されていることから、渡航中の感染を防ぐため、出発前に確認しておきましょう。
このページのお問い合わせ先
健康福祉部 健康推進課(保健センター)
電話番号:0274-64-1901
FAX番号:0274-64-1969