ロタウイルス感染症
更新日:2023年4月1日
ロタウイルス感染症は、ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で、乳幼児期(0歳から6歳頃)にかかりやすい病気です。主な症状は、水のような下痢、吐き気、嘔吐(おうと)、発熱、腹痛です。
通常、5歳までにほぼすべての子どもがロタウイルスに感染するといわれています。脱水症状がひどくなると入院・治療が必要になることがあります。5歳までの急性胃腸炎の入院患者のうち、40%から50%前後はロタウイルスが原因です。
対象者
1回目の接種は、14週6日までに完了させましょう。
ロタテック(5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン)
生後6週に至った日の翌日から、生後24週に至る日の翌日までの間
ロタリックス(経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン)
生後6週の至った日の翌日から、生後32週に至る日の翌日までの間
接種回数
ロタテック(5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン)
3回(接種と接種の間は27日以上あけます)
ロタリックス(経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン)
2回(接種と接種の間は27日以上あけます)
接種後1週間から2週間は「腸重積症」に注意してください!
腸重積症は、腸の一部が隣接する腸管にはまり込む病気です。腸の血流が悪くなることで腸の組織に障害を起こすことがあるため、速やかな治療が必要です。ワクチン接種から1週間から2週間くらいまでの間には、腸重積症の危険が通常より高まると報告されています。
腸重積症の症状
- 突然はげしく泣く
- 機嫌が良かったり不機嫌になったりを繰り返す
- 嘔吐する
- 血便(血が混じった便)がでる
- ぐったりして顔色が悪い など
上記の症状が一つでもみられた場合には、すぐにかかりつけ医を受診しましょう。腸重積はロタウイルスワクチンの接種に関わらず乳幼児がかかることのある病気で、まれな病気ではありません。
このページのお問い合わせ先
健康福祉部 健康推進課(保健センター)
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