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令和2年度富岡市戦没者追悼式

登録日:2020年10月23日

先の大戦で亡くなられた多くの犠牲者の方々の御冥福を祈り、平和を願う決意を表すため、10月2日、富岡市かぶら文化ホールで「令和2年度富岡市戦没者追悼式」を行いました。

令和2年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、参列者の規模を縮小して開催いたしました。当日は御遺族の皆様に例年どおり参列していただくことができませんでしたので、追悼式の様子をご覧になっていただけるよう動画を公開いたします。

また、戦没者追悼式では、例年、次の世代を担う若者代表として市内高校生が「平和への誓い」を奉読しておりましたが、今回はその機会を設けることができませんでしたので、富岡実業高等学校3年井上莉里花さんの「平和への誓い」をここに紹介します。

高校生作文 平和への誓い

「平和への一歩」   井上莉里花

私は、今まで戦争について深く考えたことがありませんでした。修学旅行で学んだ沖縄での戦争のあまりの恐ろしさに、戦争のことについてはもう考えたくないとさえ思っていました。しかし、今回、平和について考え、文章を発表させていただく機会をいただき、戦争について深く考えることができました。過去の戦争で亡くなった人たちのことや、今も戦争に巻き込まれ、満足に生活できていない人々のことを考えないで生きることは、私たちの生活の基盤を見ようとしないこと、基盤そのものが揺らいでしまうことだと感じています。人の死や苦しんでいる人々のことを思うのは、ひどく辛く、苦しく、恐ろしいことだと私は思いますが、目を背けてもなくなることはないのだと思います。

私は高校2年生の時、沖縄に修学旅行へ行くための事前学習として、ビデオや写真などを通して沖縄について様々なことを学びました。その中に沖縄戦のこともありました。さらに沖縄の修学旅行では、当時を知っている現地の人から戦争のことを聞く機会がありました。私が一番印象に残っている話は、暗く狭い防空壕の中で、米軍に見つからないために音を出してはいけない状況を、小さな子どもが理解できずに声を出してしまい、母親が子どもの口を無理やり抑えて殺してしまうという話です。私はその話を聞いた時、辛くて、苦しくて、涙がこぼれました。今でもそのことを考えると、ひどく胸が苦しくなります。また、沖縄戦の映像や写真を見た時、私は怖くなりました。一体この中の何人が生き残ることができたのだろう、みんな死んでしまったのだろうか、そんなことを考えていました。

世界中の人が平和に暮らすためにはどうしたらよいのでしょうか。今の世の中は本当に平和なのか、私にはわかりません。毎日流れる悲惨なニュースや新聞記事、SNSで簡単に発せられる差別的な言葉など、争いや犯罪などは身近な場所にいつでも転がっています。そのような状況で現代は平和といえるのでしょうか。

今、私たちに必要なものは心の余裕だと思います。私たちにはしばしばそれが足りていません。心の余裕があれば、視野を広く持ち、自分を理解し、他人を理解しよう、尊重しようと考えることが可能になると思います。どうすれば心の余裕ができるのかは、私には少し難しいことです。みんながみんな心も体も豊かに過ごすというのは、今の世界では出来ないことでしょう。だからこそ、争いが起きてしまう。自分が豊かに暮らすため、安全に暮らすために。

戦争を解決する方法はあるのか、それは誰にも分らないことだと思います。インターネットなどで戦争の原因を調べたところ、領土をめぐる紛争など自国の利益のための他にも、人種の違い、文化や宗教など考え方の違い、過去の戦争での憎しみなど戦争の原因は様々でした。それらは戦争当事者の中では他を顧みることのできない、譲れないことで、どれも正義なのだと思います。戦争の原因を変えたり、曲げたり、なくすことは簡単には出来ません。そのため、争いも無くならないのだと思います。

私たちは住む国が違えば、言語も考え方も違います。同じ国の中でさえも、国民一人一人の考え方や生活様式は、意外と違っています。私たちができることは、他者との違いを認め合うことだと思います。違いを認めて少し優しくなることと、違いには理由があると思いやること、違いのある他者を尊重することだと思います。物事を一方だけから見ずに、いろいろな方向から、じっくり見つめること。わかろうとすること。それをするのはとても難しいことですが、心の余裕があればとても簡単なことでもあると思います。

現代に生きる私たちができることは、過去に起こった悲しい出来事が、また起こらないようにすることです。相手を尊重する心、物事を多方向から見つめ自分で考えること、お互いに感謝し合う心、戦争で苦しむ人がいなくなるように願うことが大切です。

戦争のない世界、平和な世界、それを作るのは今を生きる私たちです。どうすれば戦争のない世界が訪れるのか、課題となることはたくさんあるでしょう。それでも私たちは、今できることを精一杯やるのみです。少しでも平和な世界が近づくように、ともに歩んでいきましょう。

このページのお問い合わせ先

健康福祉部 福祉課 社会福祉係
電話番号:0274-62-1511
FAX番号:0274-64-1294

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