岡部温故館近在の名所と風景
更新日:2022年11月9日
富岡市立岡部温故館周辺の名所や近在の魅力的な風景をご紹介します。岡部温故館とあわせてお立ち寄りください。
まそほ橋
まそほ橋は、岡部温故館と駐車場とを結ぶ橋です。この橋の名石碑の文字は、富岡市出身の画家で名誉市民、名誉県民であり文化勲章受章者の福沢一郎が揮毫したものです。
「まそほ」という言葉は、万葉集の中の次の歌に由来します。
注:「まそほ」とは”赤い土”という意味です。
第14巻3560番歌
原文:麻可祢布久 尓布能麻曽保乃 伊呂尓弖 伊波奈久能未曽 安我古布良久波
注:イ(にんべん)に弖の当て字として弖を書いています。
訓読:ま金ふく丹生のま朱の色に出て言はなくのみぞ我が恋ふらくは
意味:金を取り出す丹生の赤土のようにはっきり言葉に出さないのは、本当にあなたを恋してるからです。
石碑
岡部温故館の駐車場入口の石碑の字は、京都天龍寺の管主だった下仁田町出身の関牧翁の揮毫です。
関牧翁は、1903年(明治36年)年下仁田町生まれで、旧制富岡中学から慶応大学医学部予科に進み、退学後仏門に入りました。1946(昭和21)年には天龍寺派管主に就任。観光バスが入りやすいよう境内改修し、文化庁と風致保存でやりあうなど反骨の人でした。テレビにも出演するなど活躍をしました。1991(平成3)年2月23日に遷化。
おしどりの碑
「おしどりで丹生のおやじの墓まいり ちょいと見せぬかあのわらい顔」
岡部温故館の駐車場奥の中央に、歌碑があります。おやじとは、故岡部栄信翁のことで、栄信翁から薫陶を受けた矢立会の会員清水三郎氏の作歌と趣意書を、会員の広瀬平吉氏が清書したもので、栄信翁に対する敬慕追悼の念が凝縮して、建碑となったものです。
注:矢立会とは
1935年(昭和10年)、栄信翁が北甘楽郡の連合青年団長となり、青年の薫陶にあたりました。栄信翁は、郡下各町村の青年団幹部たちに、東京銀座の鳩居堂から購入した翁愛好の矢立を頒布。それらの18名が、いつの日か矢立会と名付け集合し、一之宮貫前神社前広場の岡部翁頌徳碑の掃除、墓参、追慕の会、旅行を行いましたが、その絆は大変固いものでした。
丹生湖
桜
詳しくは、「ググっとぐんま」内ページをご覧ください。
ひまわり
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