令和3年度とみおか未来会議
更新日:2022年3月29日
とみおか未来会議の議論結果
令和2年度から議論してきた「地域づくりの推進」についての議論結果がまとまり、市長に対して最終提案書が提出されました。
議論結果のまとめ…とみおか未来会議最終提案書(2.7MB)(PDF文書)
とみおか未来会議の概要
市の将来を自分ごととして捉えてもらうことを目的に、無作為に選ばれた様々な世代の市民の皆様や、地域づくりに取り組む団体の皆様、高校生などを委員として、地域と行政の共通課題解決に向けて協議する「とみおか未来会議」を実施しました。
令和2年度からは「地域づくりの推進~みんなでとみおかの未来を考えてみませんか~」をテーマに、日常生活の中で感じる地域課題を話し合ったり、その解決のために個人・地域・行政がどのような役割を担っていくと良いか議論を深めました。
令和3年度はこの議論を更に深掘りし、参加者全員で「住み慣れた地域で暮らし続けるための仕組みづくり」について話し合ってきました。
とみおか未来会議で示された富岡市の課題
(1)人口減少
- 若者の市外流出
- 市外からの移住対策が不十分
(2)富岡市の魅力
- 市民が富岡市の魅力に気付いていない
- 魅力の発信が十分でない
(3)生活環境
- まちの賑わい低下
- 地域のつながりの機会減少や担い手不足
- 学校、働く場がない
- 教育・子育て環境に不安がある
- 空き家や空き地が増加している
- 農地、道路等が荒れている
- 交通が不便
最終提案概要
令和2年度の議論結果を基に、市民と行政のありたい協力・連携のかたちについて議論しました。
市民と行政の協働の実現と、行政による新たな地域づくり推進に向けた取組の改善に対し、次の提案がありました。主体ごとの具体的な提案については最終提案書31ページ以降をご覧ください。
ありたいかたち1 気軽に意見や相談をしやすいフラットな場
- 地域課題の発見や、解決方法の提案につなげるためには、日頃から地域の行事に参加している人や、行政と関わりのある人だけでなく、とみおか未来会議のように、世代・性別・地位や肩書にとらわれず、多様な人が気軽に意見を言い、話し合える場をつくることが重要。
- 個人の意見や提案を、地域・行政の行動に活用していける環境づくりを進めていく必要がある。
ありたいかたち2 ふらっと寄れる公民館
- 市は、公民館のあり方を変え、市民と行政が協力して地域づくりを進めるための拠点としようとしている。小学校区単位に設置されているため、地域単位で集まれる場所としての利点はあるものの、地域拠点となるためには公民館を使う人々が増えるような改善が必要。
- どのような場所か知ってもらえる情報発信、多様な世代が集まれるような環境整備によって、地域の人々が自然と立ち寄れる環境づくりが重要
ありたいかたち3 地域共有SNSアカウントの作成と活用
- 地域での情報共有手段としてSNSが有効。情報を受け取る手段を広げるためにも役立つ。
- 地域を離れた人、地域に住んでいるが関心が薄れている人とのつながりを持ち続ける手段としても活用することで、関係する人・興味を持ってくれる人を増やし、地域の担い手を増やすことにつながっていくことも期待できる。
意見の活用について
令和2年度の議論結果
議論結果を基に、協働による地域づくりを推進するための礎となる「富岡市地域づくり条例」を策定し、令和4年4月1日に施行されることになりました。
また、市民委員の皆様からいただいた貴重なご意見は、庁内共有を図ると共に、施策及び事業展開への参考とさせていただきます。
令和3年度の議論結果
条例を推進するためのアクションプランとして「富岡市市民協働基本指針」を策定しました。
対話の場づくり
従来型の市民参加の手法は、市が示す計画や施策に対する意見聴取が主なものでした。
とみおか未来会議は、シナリオを作らず、参加される皆様で作り上げる会議です。
令和3年度からは各地区公民館単位で「地域づくり円卓会議」が発足しました。
身近な地域課題について議論すると共に、地域で暮らし続けるための仕組みについて話し合ってみませんか。
このページのお問い合わせ先
総務部 地域づくり課
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