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令和7年富岡市新年互礼会

登録日:2025年1月6日

令和7年富岡市新年互礼会

令和7年1月6日(月曜日)、市内の行政・関係団体の皆さんをお招きして、新年互礼会を開催しました。令和7年の年頭に当たり、新年の賀詞を交換させていただきました。

     

     

市長挨拶

年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

旧年中は、市政に対しまして、格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

それでは、「令和7年新年互礼会」に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

昨年、元日に発生した「能登半島地震」においては、多くの尊い命が奪われ、また、家屋の損壊により住まいを失った被災者も多く、今なお避難生活を送る方々もおられます。また、「南海トラフ地震臨時情報」が初めて発表されるなど、昨年は、あらためて、災害に対する備えの重要性を認識した年でした。

災害は、いつ、どこで発生するか分かりません。市民の皆様には、「富岡市防災マップ」や地区ごとに作成した「自主避難計画」などを再度ご確認いただき、災害時に備えていただきますようお願いします。

なお、本市では、防災情報の伝達手段である防災行政無線、防災ラジオなどに加え、昨年10月から、情報発信アプリである「防災富岡」を導入しました。気象情報や災害時の避難情報、防災マップなどを、お手持ちのスマートフォンやタブレット端末で、いつでも確認できるようになりますので、日頃からの備えに、ぜひご利用ください。

さて、あらためて昨年1年を振り返りますと、4月には、新中学校となる「富岡中学校」が開校となりました。

旧富岡中学校、旧東中学校、両校の伝統が、新しい「富岡中学校」へと受け継がれながら、これからの時代にふさわしい新たな学校が、創られていくことを期待しているところでございます。

また、「富岡北部運動公園」につきましては、昨年までに、未就学児の遊具広場や水遊び場、多目的トイレ、恐竜をモチーフにした遊具などを整備してまいりました。

休日には、多くの方々にお越しいただき、大変賑わっております。

今後は、幅広い年齢層の皆様が利用できる休憩施設を整備し、更なる利便性向上を図り、本市の魅力向上につなげてまいります。

また、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録10周年という記念の年でもあり、記念式典をはじめさまざまなイベントを開催しました。

特に、企業の皆様のご協力をいただきながら、さまざまな企画展を開催することができましたことは、大きな喜びであり、7月末には、富岡製糸場来場者数の累計が800万人に達したところでもあります。

昨年は、この10周年を契機とし、多くの方々にご来場いただき、さらには、さまざまなマスメディアにも取り上げていただいたことから、富岡製糸場がいかに特別な場所であるか、ということをあらためて見つめ直す機会になったと考えております。

今後も引き続き、人類共有の宝である富岡製糸場の価値と魅力を後世に継承していくとともに、市民の皆様の誇りの醸成に繋がる取り組みを進めてまいります。

なお、昨年に引き続き、本年も今月1日から31日まで、富岡市民1人につき、一緒に来場した市外の方1人分の製糸場見学料が無料になる優待キャンペーンを行っております。皆様には、市外の方々に富岡製糸場の価値や魅力を知ってもらう機会として、親戚、友人などお誘いいただき、ご来場いただければ幸いです。あわせて、期間中に当優待キャンペーンで来場されました方に対しまして、富岡シルクギャラリーで販売している全品を2割引で販売しますので、こちらもあわせてご案内させていただきます。

さらに、10月に開催されました、富岡どんとまつりは、第30回という記念のまつりとなりました。

令和4年に開催された前回のまつりは、新型コロナウイルス感染症対策を行うなど、規模を縮小したものでございましたが、このたびは、通常どおりの開催となり、関係する皆様方のご協力により、盛大に開催することができました。

加えて、本市の観光拠点のひとつである妙義山でございますが、11月4日を「妙義山の日」として制定いたしました。

紅葉シーズンには、多くの方々にご来館いただいており、このセンターが新たな賑わい創出の拠点になっているものと実感しております。

今後も、この記念日の制定を契機に、妙義山を多くの方々に知っていただくとともに、何より、地域の皆様がふるさとのシンボルである妙義山を、さらに愛していただけるよう、努めてまいります。

さて、昨年11月の石破首相による所信表明では、「日本全体の活力を取り戻す」ことを重要政策課題のひとつに掲げ、地域の活力を取り戻す地方創生の再起動などの取り組みを強力に進めることとしております。また、地方創生は、経済政策であり、社会政策でもあるとして、潜在能力がまだまだ眠っている地方の農林水産業、製造業、サービス業の高付加価値化を進めることとしております。

全国的に急速に進む少子化や人口減少が及ぼす影響は、本市においても深刻な問題となっており、これらの課題に対応するためには地方が活性化する施策の強化が必要であると考えております。石破首相肝いりの地方創生の再起動について、その施策展開に大いに期待をしているところでございます。

この様な中、本市におきましては、総合計画後期基本計画に基づき、「少子化・超高齢社会や人口減少社会に対応した持続可能なまちづくり」のためのさまざまな施策を展開しております。

まず、子育て環境については、これまでさまざまな施策や施設整備を行ってまいりました。

「子育て健康プラザ」がオープンとなり、ボルダリングやネット遊具などを備えた児童館は、多くの方にご利用いただいており、昨年11月にも1周年イベントを行ったところです。また、「とみおかプレーパーク」につきましても、世代を超えた交流の場として好評をいただいております。あわせて、北部運動公園は、先ほど申し上げましたとおり、新たな遊具エリアを整備し、休日には実に多くの家族連れで賑わうようになりました。なお、今後は、幅広い世代の方々にご利用いただける休憩施設を整備し、一層の利便性向上を図ってまいります。

あわせて、庁内部局横断的に少子化対策を検討していく庁内検討委員会を設置し、若い世代が結婚や出産の希望を実現できる社会と子育てしやすい生活環境の整備について、本市の取組を検討するとともに、施策推進のための意見募集を行う「とみおか こども・若者 意見箱」を設置し、広くアイデアを募集するなど、次代を担う子どもたちのためのまちづくり、また、子どもを安心して産み、育てられる、笑顔あふれるまちづくりを進めてまいります。

そのほか「Funglish」など本市ならではの特色ある事業を展開しながら、全庁を挙げて、若い世代が結婚や出産の希望を実現できる社会と子育てしやすい生活環境の整備など、本市の少子化対策を総合的に推進してまいります。

また、深刻化する人口減少社会において、企業誘致をはじめとする働く場所の確保は、有効な対策の一つであると捉えています。今後、群馬県をはじめとする関係機関と強力に連携を図りながら、新たな工業団地の開発を進めるとともに、地震等の自然災害が少ない本市のメリットを積極的にアピールしながら企業誘致を行い、雇用機会の拡大や移住・定住の促進につなげてまいりたいと考えております。

あわせて、地域づくりの一層の推進を図り、より地域に根差した活動を展開するため、各地域づくりセンターの機能をさらに充実させ、人口減少が進む状況でも、地域住民の皆さんが、安全に安心して暮らし続けられる、「地域の皆さんが主役」の地域社会を実現してまいります。

さて、本年は、一ノ宮小学校・吉田小学校・丹生小学校が統合となり「富岡市立さくら小学校」が開校します。これまで体育着の選定、校章の決定、通学路の安全点検、また、子どもたちの統合前交流も行われるなど準備が進められております。これからも、社会の変化に適切かつ主体的に対応できる児童・生徒を育成するための望ましい教育環境の実現を目指してまいります。

また、大阪・関西万博が開催されます。本市におきましては、かねてより交流がある「ミクロネシア連邦」を相手国として「万博国際交流プログラム」への登録を行ったところです。今後、ミクロネシア連邦本国から来訪された方々を本市にお招きし、世界遺産「富岡製糸場」の歴史的価値を知っていただくほか、市民交流を図りたいと考えております。この様な交流事業を通じて、ミクロネシア連邦との友好を更に深め、グローバル化、地域の活性化や観光振興の推進につなげたいと考えております。

このほか、高齢者支援の充実、移住定住対策の推進、持続可能な行政経営など、さまざまな施策を総合的に推進し、人口減少社会に対応した持続可能なまちの実現を目指してまいります。

各界の皆様方におかれましては、今年も市政発展のために、なお一層のご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

結びに当たり、令和7年が本市にとって、良い年になりますよう、また、あわせて皆様方のご健勝と更なるご活躍をご祈念申し上げまして、新年の挨拶とさせていただきます。

今年一年、どうぞよろしくお願い申し上げます。

令和7年1月6日

富岡市長 榎本義法

このページのお問い合わせ先

総務部 秘書課 秘書係
電話番号:0274-62-1511
FAX番号:0274-62-0357

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