富岡小学校の長寿命化基本設計がまとまりました
登録日:2023年12月1日
富岡小学校長寿命化基本方針に基づき、基本設計を作成しました。
改修イメージ
基本的な方針
学校施設は、子どもたちの学習の場として充実した教育活動を展開できるよう、機能性とともに、快適で十分な安全性、防犯性、衛生的な環境を備えた安全安心な教育環境を整えることが求められていますが、富岡小学校は、校舎、屋内運動場ともに建設から40年以上が経過し、外壁、内装など、施設の老朽化が顕著に表れています。
そこで、安全安心で快適な生活環境の実現と、地域に開かれた学校としての機能の確保を図り、児童が、確かな学力、豊かな心、健やかな体の調和のとれた「生きる力」を身に付けることができるようにするために、長寿命化改修工事を行います。
基本設計コンセプト
1.児童数減少、今後の維持管理費の縮減を考慮した減築
現在の富岡小学校の規模に合わせ、また、維持管理費の縮減を考慮し、南校舎を解体します。南校舎を解体することにより、北校舎西棟1階の採光・通風の課題を解消し、全ての教室が、採光、通風、眺望の良い環境の確保を図ることができます。また、校舎間の移動手間も省略され、児童・教職員の利便性が向上することも期待できます。
2.教室エリアの拡充及びメディアセンターの配置
普通教室は廊下と一体的な利用ができるよう間仕切りなど、内装の改修を行います。Funglish(注1)Roomや図工室など、一部の特別教室においても廊下と一体的な形式とし、学習形態の多様化に対応した空間を整備します。
さらに、図書室、コンピュータ室、視聴覚室の機能を集約したメディアセンターを配置します。これにより、ICT環境の充実を図ります。
注1 Funglish(ファングリッシュ):「Fun(楽しい)」と「English(英語)」を合わせた造語。
3.ZEB化を考慮した施設整備
ZEB(注2)化を考慮し、太陽光発電設備の設置、高効率の照明器具・空調設備を導入します。
学校の消費電力を削減するために、太陽光発電設備を校舎屋上に設置します。合わせて災害時など、停電時に使用可能な蓄電池の設置も検討します。また、高効率の照明器具には、LED照明を使用し、空調設備には、省エネルギー型の空調及び全熱交換器を導入します。
注2 ZEB(Net Zero Energy Building:ネットゼロエネルギービル):年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロ又はマイナスの建築物のこと。
基本設計の詳細は、以下ファイルをダウンロードしてご覧ください。
このページのお問い合わせ先
教育部 学校再編推進課
電話番号:0274-62-1511
FAX番号:0274-64-1455