市庁舎における外装の劣化の原因と今後の修繕方針について
登録日:2025年2月19日
経過
「市庁舎の外装で使われている木材が腐食している」という投稿がインターネット上に拡散したことを受け、令和6年11月13日、市職員が現地を確認しました。
その後、新聞及びテレビで報道がされる中、設計事務所及び施工業者が現地を確認しました。
調査結果
木ルーバー
木ルーバーに用いた木材は、フェノール樹脂を単板に含侵させて貼り合わせた、屋外デッキなどに使用される耐久性の高い特殊な合板です。
目視、含水率の計測、ピンを刺して状態を確認しましたが、含水率は標準値より低く、ピンも入らない程度の硬度もあり、木材自体の腐食は発生していない ことが確認できました。木材表面に退色や変色、一部にカビの発生はありますが、退色については自然現象、変色については木材表面に付着した埃や花粉の表面汚染、カビについては木材表面に付着した埃や花粉に菌が繁殖したものであったため、表面を清掃すれば除去できることが確認できました。
木ルーバーに異常はありません。
軒裏
先端に留め付けた金具が錆びて膨張し、水切りの隙間を塞いだ部分において、水が切れず軒裏に水が回り、野地板合板に雨染みが発生している状態が確認できました。また、先端以外にも鉄部の塗装はがれ及び錆が発生している状態が確認できました。
発生している場所は、行政棟正面玄関・議会棟北出入口・議会棟外階段であり、避難経路の軒裏に限られていることが確認できました。
軒裏鉄部の錆発生原因
避難経路の野地板合板に注入した不燃薬剤が塗料を溶解させ、かつ、鉄部を腐食させたと考えられます。
雨染みがある野地板合板にピンを刺して腐食の程度を確認した結果、ピンも入らない程度の硬度もあり、野地板合板は腐食していないことが確認できました。
修繕方法
軒裏の先端は、水が回らないように水切りの隙間を確保し、不燃薬剤の影響による腐食が発生しないよう、金具に防錆処理を実施する予定です。先端以外の鉄部も同様に防錆処理を実施する予定です。
また、令和7年2月1日、議会棟軒裏の一部に試験施工を実施しました。年間を通して状態を確認したいため、経過観察期間を1年としたいと考えています。
改善が確認できた後、全体の修繕工事を実施する予定です。
修繕費用
市の負担はありません。
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