【経営改善実践スクール】第3回セミナー「中期経営改善計画」
登録日:2024年11月13日
令和6年度経営改善実践スクールの第3回目の講座は、「中期経営改善計画」をテーマとして実施しました。
現在・3年後・5年後・10年後の経営面積・生産量・メンバー・売上・所得を具体的に書き出しました。
また、ライフプランシートにて、家族も含めた「想定される変化」「主な出来事」「やりたいこと」を書き出しました。
継続して実施している、経営改善チャレンジについても共有しました。

概要
- 令和6年11月13日(水曜日)、午後4時から7時まで
- 参加者:経営改善実践スクール受講生7人
内容
- ライフプランシートの作成及び共有
- 中期経営改善計画の作成及び共有
振返り
- 実際に10年後の年齢を記入することで「うわ、10年後俺◯歳だ。還暦間近だ」「◯年後、◯年後に子供たちが大学になるから稼がないと...」などの声が聞かれ、年齢とその時に応じた所得を見つめる機会となっていた。
- 5年後「周りに農家いるのだろうか...?」「用水の維持ができるのだろうか...」など、経営を続けていくための環境についても意識が向けられていた。
- パート従業員の雇用開始にしても、雇入時に仕事を教える側の人員を増やす仕組みづくりや、人材に求める要件や受け入れ準備について段階的に構想している受講者が見られた
- 「スタッフの人数」、「パート従業員か正社員か」、「家族を農業に巻き込みたい」など、具体的な施策を発表する受講者が多く、長期的な経営に向けた動きを考え始めた様子がうかがえた。
- 作業負担を減らし継続的に農業をできるようにするために、機械の導入、施設の整備をあげている受講者もいた。
- 人材採用、機械の新規購入などはすぐできるものではないので、それを目指すためにいつまでにどんな準備が必要かを考える有意義な機会になった。
課題感
- 事業承継の時期・親族間の課題など、中々自分自身だけでは方向性などを決めきれない事象がある場合、その事象以降の計画が立てられないことが浮き彫りとなった。
- 農業者が目指す規模拡大・雇用型経営にたどり着くためには、ある程度確実視できる投資計画・リスクの想定が必要である。その為には、不確定要素となっている、上記の課題を解決しなければならない。
- 自身の改善活動を進めていくだけでは、解決することが出来ない、プライベートな部分についてもアクションし続けることを促していく必要がある。
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経済産業部 農林課
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